「Pythonを始めたいけれど、検索するとたくさんのサイトや教材が出てきて混乱する」
「できるだけお金をかけずにPythonを学習したい」
プログラミング初心者によくある相談ですが、今回紹介するサイトや学習方法でしっかり勉強すると、習得することが可能です。
この記事では、文系未経験からエンジニア社長になった私が「おすすめのPython学習サイト」と、「プログラミング学習方法」を解説します。
この記事を書いた人
- 2024年1月に起業し、自社サービスと受託開発で年収1億円を目指して奮闘中
- エンジニア歴4年目
- 文系芸術系大学出身→学生時代フリーランスとして2年半活動→23卒で自社開発ベンチャーに入社→起業
なぜ今Pythonを学ぶのか?
Pythonが注目される背景
Pythonは機械学習やデータ分析、Web開発など幅広い分野で利用される万能言語として需要が拡大しています。
文法が比較的読みやすく、多くのライブラリが整備されているため、初心者でも成果を出しやすいのが特徴です。
さらに、スタートアップ企業や大手IT企業などPythonを活用する企業が増えており、副業や転職でも有利になるケースが多々あります。
独学でつまずく理由
プログラミング初心者が最初にぶつかる壁として、「どの教材を使えばいいかわからない」「環境構築で挫折する」といった問題があります。
特にPythonは文法がシンプルで初心者向きと言われる一方、
「演習問題はどこでやればいいの?」「勉強してみたけどよくわからない」という声も少なくありません。
また、「無料で学びたい」と思っても世の中には大量の学習サイトがあり、情報過多による迷子状態になりがち。
結果として、「せっかく検索しても良さそうなサイトを見つけきれない」「最初の環境設定やサイト選びに時間をかけすぎて疲弊する」など、やる気をそぐパターンが多く見受けられます。
無料で学ぶメリットと注意点
ここでは、無料教材のメリットと注意点についてご紹介します。
お金をかけずにPython基礎習得ができる
無料で学ぶメリットとしては、「お金をかけずにPython基礎習得ができる」ということです。
- 無駄な教材費を使わずに基本文法から実践演習まで一通り学べる
- いろいろな有料講座を探し回るより先に、「まずは無料サイトで触ってみる→手応えがあれば次のステップ」という形をとりやすい
エラー対処や解説が分かりやすいサイトを選べば、独学で挫折しがちな部分を大幅に軽減可能です。
「無料サイトで得た基礎知識を活かし、次の段階で有料教材や本格的なプロジェクトに移行する」という流れを踏めば、段階的にレベルアップできます。
無料教材の落とし穴と対策
一方で、無料学習サイトには以下のような注意点があります。
- 基礎は学びやすいが、応用的なトピックが不足しがち
- Pythonのバージョンアップに対応していないチュートリアルなど、情報が古い可能性がある
- 完全独学の場合、モチベーション維持が難しい
そこで、自分がどのレベルを目指すのかを明確化し、複数のサイトを組み合わせて学習するのが得策です。
初心者段階は基礎を固め、演習を増やし、最終的には自作プロジェクトに取り組むといったアプローチが望ましいでしょう。
おすすめPython無料学習サイト7選
教材には大きく分けて文章教材と動画教材の2種類があります。
動画教材 | 文章教材 | |
---|---|---|
メリット | ・画面や動作の「リアル」が分かる ・講師と一緒に学習している感覚 ・初心者でもつまずきにくい |
・自分のペースでじっくり学べる ・検索や参照が簡単 ・電車の中や静かなカフェでも気軽に読み進められる。 |
デメリット | ・巻き戻しや再生位置の操作が手間 ・学習に時間がかかる場合がある |
・文面だけだとイメージが湧きづらい場合がある ・理解度の確認が自分頼み ・実際のコードが動く様子や画面変化をリアルタイムで確認できない |
どちらも一長一短があるため、自分の学習目的やライフスタイルに合わせて使い分けると効果的です。
たとえば、基礎文法は文章教材でしっかり理解し、環境設定やインストール手順などは動画で確認するといった併用もおすすめです。
それでは、おすすめサイトをご紹介していきます。
Progate | 文章教材
「Progate」はオンラインプログラミング学習サービスです。
イラスト中心のスライドで学びやすく、復習もしやすいという特徴があります。
Progateの特徴
- スライド形式の文章・イラストを用いて、初心者でもつまずきにくい構成
- Pythonだけでなく、HTML/CSSやJavaScriptなど他言語の学習コースも豊富
- ブラウザ上でコードを書けるため、環境構築が不要
Progateのメリット
- 基礎文法をテンポよく学べる
- 学習コースがレベル別に分かれており、初めてのプログラミングでも挫折しにくい
- ゲーム感覚でスライドを読み進めながら手を動かせるため、理解が深まりやすい
Progateの注意点
- 一部コースは有料プランが必要になる
- 応用的な課題は少なく、習得した知識を“自分で応用”する意識が大切
Recursion | 文章教材
Recursionは元Metaエンジニアが開発したコンピュータサイエンス学習プラットフォーム。
現役エンジニアのキャリアアップにも効果が出ているそうで、初心者から中級者が対象だと思います。
Recursionの特徴
- 文系出身の学習者でも理解しやすい、丁寧な文章中心の教材が揃う
- Pythonの基本文法からアルゴリズムやデータ構造まで、学習範囲が幅広い
- わかりやすい言葉とイラストを使った解説で、抽象的な概念も噛み砕いて説明
Recursionのメリット
- アルゴリズムとデータ構造、OOP…などエンジニアに求められる幅広い知識を網羅
- アウトプット中心のカリキュラム
- チーム開発で経験を積める
Recursionの注意点
- 一部コースは有料プランが必要になる
- サイト全体が文章メインのため、動画学習を好む人には物足りないと感じるかも
- コミュニティサポートが少ない場合は、自分で解決策を見つける必要がある
Udemy | 動画教材
Udemyは世界最大級のオンライン学習プラットフォームです。
調べたところ、無料のPython講座は6,125件ありました。(2025年1月時点)
私もプログラミング始めた頃に、Pythonの学習をUdemyで行っていました。
私が受講した講座▼
現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
Udemyの特徴
- 講師が画面共有やスライドを使ってわかりやすく解説する動画形式
- 一部無料コースや期間限定セールを利用すれば、コストを抑えて学習できる
Udemyのメリット
- 実際のコードを書いている様子を映像で見られるため、つまずきやすい設定・操作を把握しやすい
- 評価レビューや受講者数を参考にして、信頼できる講師を選べる
- セール時に数百円~数千円程度で購入できるコースも多く、コスパ良好
Udemyの注意点
- 講座によってクオリティの差が激しいため、受講前にレビューをしっかり確認する必要あり
- 無料枠・セール枠を逃すと有料コースになりやすいので、タイミングを見計らうのがコツ
YouTube | 動画教材
YouTubeは言わずと知れた動画サイトです。
プログラミング系の幅広いチャンネルが存在しているので、無料で学びたい方にはおすすめです。
YouTubeのメリット
- 完全無料で、講師が実際にコードを動かす様子を気軽に視聴できる
- コメント質問で講師に直接聞ける場合もある
- 動画を倍速再生・巻き戻しして、自分の進度に合わせやすい
YouTubeの注意点
- 誰でもアップロード可能なので、質にばらつきがある
- 長時間動画で途中のセクションを探しづらいこともある
- 広告や関連動画に気を取られて集中が途切れやすい
私のおすすめは、はやたすさんという方のPython入門完全攻略という動画です。
講座が短く区切られていて、休憩を挟みながら学習ができます。
Pythonプログラミング入門 | 文章教材
Pythonプログラミング入門は東京大学が無料で公開しているPython入門教材です。
基本的な内容から応用まで文章教材で学ぶことができます。
Pythonプログラミング入門のメリット
- 環境構築など、初心者が苦手とする点を丁寧に解説
- 文章とコードブロックのレイアウトが見やすく、コピー&ペーストで試せる
- 章ごとにサンプルコードと説明がセットになっており、自学自習がしやすい
Pythonプログラミング入門の注意点
- 実行例はシンプルなものが中心で、大規模アプリの構築例などは少ない
Python早見帳 | 文章教材
Python早見帳は東京工業大学が無料で公開している教材です。
「文法やライブラリをさくっと調べたい」という人向けに、コード断片や使用例がコンパクトにまとめられています。
辞書的に使えるため、他の学習サイトで詳細を学んだあとに“パッと確認”する用途に向いています。
Python早見帳のメリット
- インデックスや見出しが整理されており、特定の構文やメソッドをすぐに探し出せる
- 短いサンプルコードを眺めて理解を深めるのに便利
Python早見帳の注意点
- 基礎から順序立てて学ぶというより、リファレンス的な使い方がメイン
- チュートリアル形式ではないので、初心者がいきなり読み始めると流れがつかみにくい可能性あり
Think Python | 文章教材
「Think Python」 はオライリーが日本語訳が無料で公開している教材です。
Think Pythonのメリット
- 関数や再帰、データ構造、オブジェクト指向など、文法を超えた概念まで幅広く網羅
- 章末に練習問題が用意されており、読者が自分のペースで手を動かしながら理解を深めやすい
- 文法の解説だけでなく、プログラミング思考そのものを丁寧に導入してくれる
Think Pythonの注意点
- 分量が多いので、一気に読もうとすると挫折しやすい。こまめに章ごとの目標を設定すると良い
- 一部の章は実行環境を自分で用意する必要があり、初心者には敷居が少し高いかもしれない
学習ステップと継続のコツ
「無料教材おすすめは分かったけど、何から始めればいいか分からない」という方は、以下のステップで少しずつ進めるのがおすすめです。
基礎文法の理解
- ProgateやRecursionなど、文章中心の初級向けコースで「変数、条件分岐、ループ、関数」などの基礎を抑える
- UdemyやYouTubeの入門動画を併用して、動いているコードを目で見て把握する
応用演習&小さなプロジェクト
- Python早見帳や「Pythonプログラミング入門」でリファレンスを見ながらコードを書いてみる
- 小さなアプリ(スクレイピング、データ分析、ミニゲームなど)を自作し、成功体験を増やす
実務やコミュニティ活用
- オンラインコミュニティやSNSで学習ログを共有し、モチベーションを保つ
- 副業案件やインターンシップを探してみる
Python学習継続のコツ
- 学習記録を残す: ブログやSNSで日々の進捗をアウトプットすると、自分の成長が見える化し、やる気が続きやすい。
- 目標を小分けにする: 1日30分でもOK。各章や問題ごとに達成感を得られるよう、ゴールを設定する。
特にブログはアウトプットができるので、知識が定着しやすくなるのでおすすめです。
エンジニアブログの始め方は以下で詳しく解説しています▼
挫折なくPythonを学習するならスクールや有料サービスもおすすめ
無料教材はコストを抑えつつ基礎を学べますが、以下のようなケースではスクールや有料サービスの活用も一案です。
- 一人だとモチベーションを維持できない
- マンツーマンや少人数クラスで講師に質問しやすいスクールなら、わからない箇所をすぐ解消できる
- 課題管理や学習スケジュールをフォローしてもらえるため、三日坊主になりにくい
- 実務レベルのスキルを短期間で身につけたい
- 有料講座ではカリキュラムが整備されており、現場志向の課題をこなす機会が多い
- 就職支援や企業連携があるコースもあり、学習→転職・副業の流れを効率化できる
- オリジナルサービスを作りたいが、方向性に迷っている
- コンサル的に事業アイデアや技術スタックの選定をサポートしてくれるプログラミングスクールも存在
- スタートアップ向けの有料プランで、ビジネスモデルと技術選択を同時にアドバイスしてくれるところもある
有料サービスを選ぶポイント
- 講師・メンターの経歴: 実務経験が豊富、またはスタートアップでの開発実績がある講師だと安心
- 学習支援の範囲: 質問回答やチャットサポートの頻度、期限などが明確か
- 転職・副業サポート: 実際にキャリアアップにつなげる仕組みが用意されているか
有料サービスに投資することで、時間と手間を大幅に節約し、一気に中級〜上級へ駆け上がる人も多いです。
無料学習で基礎を固めたうえでスクールに通えば、より深い理解や高い技術力を習得しやすくなるでしょう。
まとめ 無料サイトで基礎を固め、実務や副業に繋げよう
Python無料学習サイト7つ紹介しました。
それぞれのメリットや注意点を踏まえつつ、自分の学習スタイルに合わせて選ぶと良いです。
Pythonは文法がシンプルで初心者に優しい一方、機械学習やWeb開発、データ分析など多彩な応用先がある言語です。
無料教材を活用しながら地道にスキルを積み上げれば、就職や副業への繋がる可能性は十分あります。
まずは自分が興味を持ったサイトや教材から試してみて、学習しつつ、一歩一歩前に進んでみましょう。
当ブログでは、起業やスキルアップを目指す方々に向けて、有益な記事を多数掲載しています。ぜひご覧ください。
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