「30代からプログラマーを目指すのは遅いんじゃないか」「未経験で転職しても通用するのか」 そんな不安を抱えていませんか?
IT業界は人材不足が深刻化しており、スキルを身につけられれば年齢を問わずチャンスが広がっています。
文系芸術系大学出身からエンジニアとして就職し、起業に成功した筆者が、30代未経験でも挫折せずエンジニアとして活躍するための学習プラン・転職戦略をわかりやすく解説します。
この記事を書いた人
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エンジニア起業家Yuki
- 2024年1月に起業し、自社サービスと受託開発で年収1億円を目指して奮闘中
- エンジニア歴4年目
- 文系芸術系大学出身→学生時代フリーランスとして2年半活動→23卒で自社開発ベンチャーに入社→起業
30代からでもプログラマーを目指せる?
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IT業界が人材不足で年齢よりスキル重視
DXやAIなどの普及で、ITエンジニア不足は年々深刻化しています。
企業は人材を確保するため、未経験でもやる気があれば採用する例が増えているのです。
30代という年齢だけで不利になる場合は減りつつあり、むしろスキルや成果物を示せれば評価される土壌が整いつつあります。
30代ならではの社会人経験・コミュ力が強みになる
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30代はビジネス経験やコミュニケーションスキルをすでに持っていることが多いです。
エンジニアの現場では、顧客や上司、チームメンバーとの調整能力が評価されます。
技術だけでなく、ディスカッションやプレゼン力も求められる場面が多いので、社会人経験が豊富な30代のほうがやりやすい面もあるのです。
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その方は社会人経験を活かして、ご活躍されておりました✨
講座や、プログラミングスクールが増え、技術を学びやすい環境が整っている
かつてはプログラミングを独学で習得するのはかなり大変でしたが、
昨今はオンライン講座やプログラミングスクールが飛躍的に増加し、年齢やバックグラウンドに関係なく学べる環境が整備されています。
特に30代の社会人の場合、「いきなり仕事を辞めて学習づけ」というのはリスクが大きいもの。
しかし、週末で通えるスクール、オンライン完結の講座などを使えば、リスクを抑えながら着実にスキルアップが可能です。
ある程度の費用はかかるかもしれませんが、それを上回るリターン(転職成功・副業収入・起業など)があります。
「30代未経験からプログラマーは無理」と言われる理由
20代の方が求人が多い
確かにIT求人を見ると「未経験OK」「若年層採用強化」と掲げる企業が多く、「20代限定」という文言を見かけることも。
企業側としては、若手を早めに育成し、長く働いてもらう狙いがあるかもしれません。
しかし、これはあくまで「多数ある求人の一部」であって、30代以降でも未経験可や、ポテンシャルを見込んだ採用を行う企業は増えています。
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家族や収入の問題でリスクが取りづらい
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実務経験が浅いと、どうしても最初の給与は抑えめになる傾向があります。
家庭があると大きく収入を下げられないため、思い切りにくいのが事実です。
また、子どもの世話や家事があり、毎日数時間の勉強時間を確保するのが難しいという声も聞きます。
20代と並ぶと採用されにくい
採用側から見れば、同じ未経験なら「より若い方が吸収力が高い」と考えることもあるでしょう。
実際、若年者を優先する企業も存在します。
しかし、その一方で「今すぐ使える即戦力が欲しい」という企業では、別業界で培った経験やプロジェクト管理力を評価してくれるケースがあります。
そのため、30代だからこそアピールできる強みを見つけ、求人企業とのミスマッチを避けることが重要です。
30代未経験からプログラマーになるメリット
スキル次第で年収がUP
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プログラミングは成果がコードやシステムとして可視化されやすく、努力と成果がダイレクトに評価される仕事です。
未経験で入社したとしても、スキルアップ次第で年収が大幅に伸びる可能性があります。
また、企業に依存せず実力勝負しやすいのも魅力です。
副業収入やフリーランス(独立)も目指せる
エンジニアの副業案件は比較的種類が多く、Web制作やシステム改修、ツール開発など自宅で対応できる仕事も豊富です。
エンジニアを対象としたフリーランスエージェントも数多く存在するため、独立しやすいです。
また、会社員として働きつつ、副業でお小遣い稼ぎもできますよ。
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たとえ最初は年収ダウンがあっても、技術力さえ上がれば、いずれ企業内でリーダーポジションに昇格しやすい点もメリットでしょう。
30代からでも数年がんばれば“武器”として通用するスキルが積み上がります。分野としては、Web開発やデータ分析が比較的学習リソースも多く、副業案件も得やすいので、30代未経験にはおすすめです。逆に組み込み系などハードウェアに近い領域は入口ハードルが高めかもしれません。
30代未経験からプログラマーになるデメリット
初任給が低めになるリスク
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未経験のため20代の新人と同レベルの給与からスタートする可能性が高いです。
家族を養う必要がある場合、この時期の収入減をどう乗り切るかが課題になりそうです。
周囲が若い人中心で孤立する場合がある
現場によっては20代のエンジニアが多数を占めることも多いです。
価値観やコミュニケーションスタイルにギャップを感じることがあるかもしれないという点がデメリットです。
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IT業界に入ってしっかりとキャリアアップできれば、現在の年収を超えることも可能になります。
30代未経験からプログラマーになるのにおすすめ言語・分野
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分野としては、Web開発系が比較的学習リソースも多く、習得しやすいので、30代未経験にはおすすめです。
逆に組み込み系などハードウェアに近い領域は入口ハードルが高めかもしれません。
企業規模もベンチャーから大手まで幅広く、転職先を見つけやすい傾向があります。ここでは主要な言語をいくつかピックアップします。
Ruby
- 特徴: Webフレームワーク「Ruby on Rails」を中心にスタートアップでの利用が多い
- 学習面: 初心者向けの教材・スクールが豊富。シンプルな文法でアプリ開発を短期間で行いやすい
- 注意点: Railsプロジェクトが多い地域・企業を狙うと良い。JavaやPHPより利用企業は少なめかもしれない
PHP
- 特徴: WebサイトやCMS(WordPressなど)で広く使われており、案件数が豊富
- 学習面: 歴史が長くサンプルコードや情報が充実しているため、独学しやすい
- 注意点: シンプルだけに古いバージョンや書き方が混在していることも。最新情報を常にキャッチアップする必要あり
Java
- 特徴: 大企業の業務システムやAndroidアプリの開発に長年使われる安定言語。転職市場でも需要が高い
- 学習面: オブジェクト指向の概念をしっかり押さえられる。基礎を固める教材が多い
HTML・CSS・JavaScript
- 特徴: Webフロントエンドの必須3点セットで、Webサイト・Webアプリのユーザー画面を作る基本技術
- 学習面: JavaScriptフレームワーク(React、Vue、Angular)なども多数あり、案件が豊富
- 注意点: フロントエンドは進化スピードが速く、新しいライブラリやツールが次々登場するので学習を継続する必要がある
30代未経験からプログラマーになるための学習方法
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まずは続けやすい学習方法を見つける
大事なのは、「自分に合った方法でコツコツ続ける」ことです。たとえば、
- オンライン学習サイト(Progate、Recursionなど)で基礎を固める
- スクールを利用し、講師や仲間と一緒に学ぶことで強制力を持たせる
- 書籍・参考書派であれば、1日1章ずつ進めるなど小目標を設定
30代は、仕事や家族の事情で時間が限られている人も多いかもしれません。
朝活(出勤前に1時間)、休憩時間に15分ずつなど、自分のライフスタイルにマッチした学習パターンを作るのが鍵です。
ブログ/SNSでアウトプット
学習はアウトプットすることで、知識として定着します。
学び始めは基礎学習がメインとなりますので、ぜひブログなどでつまずいたところや工夫したところをアウトプットしましょう。
学んだ内容やエラー解消法をブログに書く
- 自分の理解が深まり、同じ悩みを抱えている人にとっても有益な情報になる
- 転職・副業のポートフォリオとして使える
SNS(X)で学習進捗を共有
- 仲間が見つかりやすく、わからないところを質問しやすい
- 30代で同じく未経験から挑戦している事例を知ると励みになる
\ ブログの始め方は以下をチェック👇 /
ポートフォリオ(自作アプリ)を準備する
プログラミングの基礎を身につけたら、自分で考え、実際に手を動かすことで、さらに技術力は向上します。
そのため、ポートフォリオとして自作アプリを作成することを強くお勧めします。
- 小さなアプリやサービスを作り、GitHubなどに公開
- エラーに直面したときの解決プロセスも記録しておくと、実務での対応力を示せる
- デザインのセンスやUI/UXへの配慮があればさらにアピール度が高くなる
ポートフォリオがあると企業から「実際にどの程度書けるか」が一目で伝わり、
良いポートフォリオを作れば30代であっても「ちゃんと成果を出している」という評価を得やすいです。
30代未経験でプログラマーになるためにすること(学習から転職までの流れ)
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情報収集・目標設定
- なぜプログラマーを目指すのか(年収アップ、副業、独立など)を明確化
- その目標に合った言語・分野を選ぶ
学習計画の立案
- 平日は毎日1時間、土日は2〜3時間など具体的な学習スケジュールを確保。
- 家族とも相談し、理解を得る
基礎学習(3ヶ月程度)
- オンライン教材やスクールで文法・フレームワークを学ぶ
- 朝活・夜間学習など生活リズムに合う形で継続する
- ブログ/SNSでアウトプットする
ポートフォリオ作成(3〜6ヶ月)
- 学んだ言語・フレームワークでポートフォリオを作成する
転職活動・エントリー(6ヶ月~1年)
- 30代OKの企業や未経験歓迎枠を探す。
- プログラミングスクールなどの求人斡旋サービスを利用するのも手
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まとめ
30代未経験からプログラマーを目指すのは、けっして“不可能”でも“遅すぎ”でもありません。むしろ、
- IT業界の人材不足
- 社会人経験・コミュニケーション力を重視する企業
- プログラミング学習環境(スクール・オンライン講座)の充実
といった追い風が吹いているため、しっかりと学習・ポートフォリオづくりに取り組めば、年齢に関係なくキャリアチェンジが可能です。
スキル次第で年収がアップしたり、副業で安定収入を得たり、いずれはフリーランスや起業という道も開けます。
30代だからこそ持っているビジネス視点やマネジメント力を活かしながら、プログラミング技術を身につけることで“マルチなエンジニア”として市場価値を高めることが可能です。
ぜひ、本記事を参考に、今日から少しずつプログラミング学習をスタートしてみてください。
あなたの人生を大きく変える第一歩になるはずです。
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ぜひ他の記事もご覧いただき、役立てていただければ幸いです。