「音大に通っているけど、エンジニアを目指そう!」や「エンジニアってどんな仕事か興味ある」という方向けに音大卒の新卒エンジニアが解説してきます。
音楽の道で食べていくのは厳しく、進路に迷っているという方も、エンジニアという職業に興味が湧いていただけるような内容だと思うので、ぜひ読んでみてください!
目次
私について
私はパソコン未経験の音大生から自社開発のベンチャー企業に2023年エンジニア・デザイナーとして入社しました。
大学時代はヴァイオリン専攻で、留学も行っちゃうくらい音楽に没頭していたのですが、大学2年の終わりの方でコロナウイルスが流行し、将来を考える機会がやってきました。
コロナ禍でオンライン授業が始まり、私は当時PCを持っていないアナログ人間だったので、両親にMac Bookを買ってもらったのです。
それがきっかけで、パソコンに触れる機会が増え、「コロナ禍で音楽の仕事がなくなってしまう」という強迫観念から「何か音楽以外で使える技術をつけたい」という思いからプログラミングを勉強し始めました。
その後2社でインターンシップを経験して技術の勉強を積み、23卒でエンジニア就職することができました!
補足を入れておくと、私はヴァイオリンを今でも続けており、演奏活動もしています。
家でのリモートワークなので、体力は使わず、仕事終わりや休憩時間などに練習をしています。
また、フリーターになるよりも、お給料は比較的高めなので、、エンジニアになると時間とお金に余裕ができるかつ、演奏活動も続けることができるため、私的には天職だと思っています。
Webエンジニアとは
Webエンジニアの主な仕事内容は、Web上で動くアプリケーション・サービスの開発・設計・構築です。
WebアプリケーションとはWebブラウザを介して利用するアプリケーションのことで、私たちが普段使っているWebブラウザで使うことができるものです。
例:WEB英会話アプリ、料理のレシピサイト、ブログ投稿サイト etc.
WEBエンジニアには大きく2種類の業務に分かれる
WEBエンジニアはフロントエンジニアかバックエンドエンジニアに分類されます。
フロントエンジニア
フロントエンジニアは主にユーザーが触れる側の実装を行います。
デザインが好きだったり、実装結果がわかりやすく成果が見えやすいといった特徴があります。
業界では結構花形のポジションだったりします。
バックエンドエンジニア
アプリケーションの裏側の実装を行うのが、バックエンドエンジニアです。
機能の実装やデータベースとの連携など、システムの裏側を開発します。
ロジックを作るのが好きな方やがっつりアルゴリズムを書いたりできるので、そういうのがしたい方は向いていると思います。
学生の方向けにおすすめなインターンシップ
今アルバイトをしながら、大学に通っている方、多いと思います。
私も1、2年生の頃は毎日のようにアルバイトしていました。
しかし、アルバイトは単純作業で、将来的に勉強にならないことがしばしばあります。
私がおすすめしたいのはIT業界でのエンジニアのインターンシップです。
学生だと未経験でも参加可能なインターンシップが多く、しっかり探せばお給料が出るところもあります。
私も学生時代は、バイトの代わりに2社でインターンシップして、実務経験を積めたので、おすすめです!
就活でもインターンシップしていたことはかなり強みになるので、ぜひご検討ください。
エンジニアになるために身につけること
エンジニアになるために身につけておきたいスキルを紹介します。
(ここに書いてあることは最低限のスキルで、エンジニアにはソフトスキル面も重要視されることがあります。)
大前提として、タイピングは早い方が良いです。
寿司打(https://sushida.net/)というアプリでタイピングの練習ができるので、タイピングに自信ない方は一日数回やってみてください!
(私もPC買ってもらった時は毎日やっていました。)
HTML & CSS
Web開発の基礎となる技術のHTMLとCSSという言語にまず触れていただきたいです。
- HTML: Webページの構造づける言語
- CSS: Webページに装飾をつける言語
以下のような書籍やYouTubeなどで勉強することが可能です。
合わせて、コードエディターの使い方周りも勉強すると作業が円滑に進みます。
有名どころでいうと、Visual Studio Codeというエディタがおすすめです。お使いのPCにダウンロードするとすぐに使えるので、もしご興味があれば使ってみてください。
Webの仕組み
HTMLとCSSがある程度学べたあとは、Webの仕組みついて学ぶことをおすすめします。
Webの仕組みはWeb開発にはすごく重要な知識なので、学習することは多いですが、理解しておいた方が良いでしょう。
私はWebを支える技術という本で勉強しました。少し古い本ですが、内容的にはしっかりと要点を押さえられているので、おすすめです。
プログラミング言語
フロントエンジニア志望であればJavaScriptから勉強し、ReactやVue.jsなどのフレームワークを扱えるように学習を進めることをおすすめします。
バックエンドエンジニア志望であればRuby, PHP, Pythonのどれか1つを勉強し、フレームワークも扱えるように学習を進めます。
この辺り、どの言語をするか迷った方は、入社したい企業が主にどの言語を使っているかを調べてその言語を勉強するようにしましょう。
よく使われているフレームワークはこちら↓
- JavaScript:React、Next.js、Vue.js
- Ruby:Ruby on Rails
- PHP:laravel
- Python:Django、Flask
Git
バージョン管理ツールのGitを扱えることはエンジニア必須のスキルになっています。
業務ではGithubでコードやタスクの管理をすることが多く、Web系の企業では99%使うので、習得しておいて損はないです。
自分で勉強する時にもコードの管理ができて便利なので、ぜひ使ってみてください。
データベース
Web開発ではデータベースの知識が必須になっています。データベースとは必要な情報を格納して、必要な時に参照したり、追加・編集したりするものです。
「SQL」というデータベース言語を習得することをおすすめします。
データベースの設計やSQLの構文を押さえておくと、開発や設計がスムーズに進みます。
アプリケーションを自分一人で作ってみる
ある程度学習ができたら、自分の作りたいアプリケーションを作ってみてください!
学習したことを応用できて、自分でコードを書く良い機会になると思います。
自分で普段から「こんなアプリがあったら便利なのに」とか「このアプリのここが改善できそう」という考えを持つことで、自分のオリジナリティ溢れるアプリケーションを作ることができます。
私もインターンシップの面接で自分のオリジナルアプリを代表に見せました笑
このように、就活やインターンの面接の話題にもなりますし、「一人でアプリ作ることができる」という能力のアピールにもなります。
最後に
私は「お金を稼ぎたいからエンジニアになる」という理由ではこの職業に向いていないと思います。
なぜならこの職業は日々学ぶことが多く、地道な努力が必要だからです。
でも、音楽を大学まで続けてきた人は毎日欠かさず練習をこなしているので、何かを続ける能力っていうのは人よりも持っていると思います。
とりあえずプログミングを始めてみて、「楽しい!」とか「面白い!」と思えたのならエンジニアになる価値はあります。
もし音大生の方で、「進路に迷われている」や、「学習で躓いている」等々お悩みがある方はお問い合わせページよりお問い合わせいただくとぜひサポートさせてもらいます〜!